楽天モバイルのエンジニアが「Cloud Operator Days Tokyo 2021」で「ヤングオペレーター賞」を受賞!クラウドプラットフォームの開発プロセスを自動化する施策を発表しました
クラウドの運用者に焦点を当てた技術者向けのイベント「Cloud Operator Days Tokyo 2021(CODT2021)」において、楽天モバイルのクラウドインフラサービスプラットフォーム部でクラウド運用を担当しているJayoung Oh(ジャヨン・オ)さんが「ヤングオペレーター賞(奨励賞)」を受賞しました。
「CODT2021」は、様々な企業や団体のクラウド運用担当者が、オペレーションに関わる技術や課題、解決策を共有して運用技術を発展させること、また、インフラやアプリケーション運用に興味がある社会人や学生等の情報交換や交流を促し、クラウド技術に携わる人材を育成することを目的としたイベントです。今年は、2021年7月中旬から8月下旬にかけてオンラインで開催されました。
楽天モバイルの代表として「CODT2021」に参加したJayoungさんは、モバイルネットワーク用クラウドプラットフォームの開発プロセスを自動化した施策を発表しました。発表した施策は、イベント内で紹介された数多くの取り組みの中から優秀な事例を表彰する「輝け!クラウドオペレーターアワード」において、若手エンジニアの中でも聴講者の評価が高かった発表者に送られる「ヤングオペレーター賞(奨励賞)」を受賞しました。
「CODT2021」でのJayoungさんの発表内容はこちら(YouTube動画)
Zero Touch Provisioning実現に向けた取り組み
高品質なネットワークの構築を短期間・低コストで行うには、自動化による構築作業の効率化が必要となります。そこで、Jayoungさんの所属する部署では、大規模な構築プロセスを可能な限り細かく分割することで自動化の手順を明確化し、開発担当と運用担当の連携による開発とネットワーク試験の自動化を実現しました。また、自動化によるヒューマンエラーの削減に加え、システムエラー発生時の対策内容を蓄積して解決手順を定めることで、トラブルシュートにかかる時間の短縮もできるようになりました。
受賞したJayoungさんにインタビュー
「ヤングオペレーター賞」を受賞された感想を教えてください
このような賞を受賞できて光栄です。今まで社外でプレゼンテーションをした経験はありませんでしたが、今回、機会をいただいたので、新しいチャレンジをしてみようと思い、現在行っているクラウドプラットフォーム運用の自動化について発表しました。発表の準備段階からチームのメンバーに支援いただいたことで「ヤングオペレーター賞」を受賞できました。チームの皆さんへの感謝の気持ちでいっぱいです!
Jayoungさんは楽天モバイルに入社する前からクラウド運用の知識や経験を持っていたのでしょうか?
いいえ、入社前はクラウドに関する知識も経験もありませんでした。最初は業務で使用する用語のほとんどが難しくて分かりませんでしたが、経験豊富なチームのメンバーが「最初は分からないのが当然だから」と、どんな質問にも丁寧に答えてくれました。新卒で楽天モバイルに入社し、クラウド運用を担当して2年以上が経ちました。今では、インフラを全国に構築するという、社会に貢献できる仕事に携わっていることにやりがいを感じています。
所属する部署はどのようなチームですか?
私が所属するクラウドオートメーション課は、メンバーの半分が私と同じようにゼロからクラウド運用について学んだ若手エンジニアです。また、海外から集まったメンバーが部の半分近くを占めています。自分の意見を自由に表現できる温かい雰囲気の中で仕事ができており、クラウドインフラサービスプラットフォーム部の一員になれて良かったと思います。
クラウド運用者を目指す方へのメッセージをお願いします
楽天モバイルではクラウドプラットフォームの構築や運用に初期段階から携わることができ、クラウドに関する知識を深め、技術を高めたい人にはぴったりの環境です。初心者・経験者に関わらず、より多くの方にクラウドインフラサービスプラットフォーム部の一員になっていただき、チーム一丸となってクラウドプラットフォームの構築を進めていきたいです。
(注)CI/CD(継続的インテグレーション・継続的デリバリー)とは、開発したスクリプト等を自動で試験し、ユーザーが利用できる形態で提供することです。
楽天モバイルでは、
一緒に働く仲間を募集しています。
技術とアイディアでより良い世界を
つくりませんか?