「楽天シニア」と神奈川県・神奈川大学との産学官の取り組み

楽天モバイルが運営する健康寿命の延伸サポートサービス「楽天シニア」では、楽天グループと神奈川県の包括協定(参考:楽天、神奈川県と包括協定を締結)の一環で、未病(注1)を改善する取り組みとして、県内公共施設へのチェックイン端末の設置(注2)や、様々なキャンペーンを実施しています。

そんなご縁から、「楽天シニア」は、神奈川県が目指している“健康長寿の達成”に対し、課題解決を目的とした産学官のプロジェクトとして、神奈川大学の衣笠ゼミ(注3)の研究に参加することになりました!今回の記事では、その初回授業の様子を中心にご紹介します。

神奈川県・神奈川大学との産学官の取り組み

 

「楽天シニア」は、日本の健康寿命の延伸と高齢化社会における社会課題解決を目指すサービスとして、2019年6月に始まりました。専用の健康生活応援アプリ「楽天シニア」では、日々の歩数測定や健康管理、各種イベントの予約や参加、対象施設へのチェックインで「楽天ポイント」を貯めることができる機能を搭載するほか、健康コラム、健康体操動画、スマホ教室動画など、様々なコンテンツを発信しており、2022年9月には150万ダウンロードを突破しました。

神奈川大学では研究成果の社会反映による地域貢献を目的に、産学官民連携でプロジェクトを組成し課題解決を進めています。また、神奈川大学のみなとみらいキャンパスには、「楽天シニア」のチェックイン端末を設置いただいています。

衣笠ゼミでは、今回の研究プロジェクト開始にあたり、始めに衣笠 竜太教授と、神奈川大学の社会連携センターの遠藤 裕之さんより、今回のプロジェクト概要について、説明がありました。

衣笠教授・遠藤さんからの説明の様子

その後、神奈川県政策局いのち・未来戦略本部室、未病産業グループの井上 竜介さんより、自立して生活できる「未病」に関する概要や、神奈川県で行っている取り組みについて、説明がありました。

井上さんからの説明に耳を傾ける学生たち

 

「楽天シニア」からは、新卒入社3年目の渡邉 百花さんが、「楽天シニア」の立ち上げ背景、概要、事業理念などを説明しました。

渡邉さんから「楽天シニア」について説明

「楽天シニア」アプリでのチェックインを学生の皆さんにも体験いただきました!

今回、授業の中では、
①  地域住民の健康寿命延伸
②  地域コミュニティの醸成
を課題として上げ、「楽天シニア」を活用し、神奈川大学のある六角橋エリアの住民の方を対象に、学生の皆さんに課題解決に向けた取り組みを行っていただく予定です。

渡邉さんは新卒1年目から常にこの2つの課題と向き合っています。現在は、シニア世代のデジタルデバイド(情報格差)や社会的な孤立といった社会課題を解決するため、地域コミュニティ醸成の部分で、「楽天シニア」内のイベント講師とユーザー様とのマッチングを行っています。

 

 

今回のプロジェクトに向けて、渡邉さんは意気込みをこう話しています。 「座学ではなく、課題解決に向けて自ら積極的に参加でき、学生さんたちが社会とつながる良いプロジェクトだと思いました。今回、一緒に課題に向き合えることが嬉しく、難しい課題ではありますが、楽しんで取り組んでいきたいと思います!」

また、授業の最後には3チームに分かれ、今回の課題について、何ができるかを考えました。「健康寿命」については知っている学生は多かったものの、改めて身近な人たちの立場で考えた時、「自身の両親や祖父母、近所の方々などに、どういう悩みがありそうか?」、「習慣化して健康寿命の延伸やコミュニティ醸成に結びつけるにはどうしたらいいか?」など、議論が繰り広げられました。渡邊さんや「楽天シニア」のメンバーも議論に参加し、このような社会課題解決の難しさや、実際に取り組んでいる内容をお話ししました。

受講参加者は1年生でしたが、衣笠教授からは、「まだ1年と思うかもしれないが、大学生のうちにしかできない挑戦があり、それはあと3年しかない。そのきっかけがこの授業になるかもしれない。机にただ座って聞く授業ではなく、今回の授業では社会とのつながりで六角橋の方々に何ができるか、考えていただきたい」と熱いエールが送られました。

年明けには、取り組む課題に対して、各チームに分かれて最終報告を発表します。今後、「楽天シニア」としては、中間報告と最終報告の際に授業に参加予定です。新しい課題解決案として、今回の授業の内容が、実際に「楽天シニア」の改善につながる可能性も期待しています。

(注1)神奈川県では、心身の状態を健康と病気の二分論の概念で捉えるのではなく、「健康」と「病気」の間を連続的に変化するものとして捉え、この全ての変化の過程を表す概念を「未病」とする。
(注2)https://senior.rakuten.co.jp/area/14-kanagawa/
(注3)https://professor.kanagawa-u.ac.jp/hs/human/prof28.html

 

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