[もっと良くなる つながる 楽天モバイル]安定した通信品質をお届けするための電波強化対策
楽天モバイルでは、全国各地で安定して携帯電話をご利用いただけるように、ネットワークやサービス品質の向上に取り組んでいます。
「もっと良くなる つながる 楽天モバイル」シリーズでは、楽天モバイルの品質改善に向けた取り組みをご紹介します。今回は、基地局の稼働状況やお客様の声などをもとに、基地局の設置計画策定やネットワーク環境の改善に取り組む、エリア品質部にお話を伺いました。
インタビューの一部は、動画でもご覧いただけます。
お話を伺った皆さん
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井澤 正一さん
楽天モバイル株式会社
基地局設置統括本部 エリア品質部 副部長
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中村 公香さん
楽天モバイル株式会社
基地局設置統括本部 エリア品質部
エリア品質データグループ
部署ではどのように通信品質の改善に取り組んでいるのでしょうか。
井澤さん
私たちエリア品質部では、お客様に安定した通信サービスをご提供するため、基地局の稼働状況やサービスが何処でどれだけご利用されているかといったご利用状況のデータ、さらにはお客様からいただく電波改善のご要望をもとに、日本全国における基地局の設置計画策定やネットワーク環境の改善に取り組んでいます。また、数十万人が集まるような大型イベントにおける通信対策にも取り組んでいます。エリア品質部には、東京以外にも、北海道、大阪、福岡に担当者がいます。
中村さん
お客様の通信環境を早急に改善するため、部署内外と連携して最適な方法を検討します。例えば、屋外対策では、アンテナの角度や電波の出力調整、そして屋内対策では、屋外基地局の電波を室内に届けるレピーターや小型基地局「Rakuten Casa(楽天カーサ)」などの機器設置を検討することで通信品質の改善を図ります。
楽天モバイルには、国内の通信分野に長く携わってきている従業員、入社してからネットワーク構築に関わってきた若手の従業員、また海外の通信業界出身のエンジニアなどが所属しています。それぞれが信念を持って働いていることで、時には意見がぶつかることもありますが、お客様により良いサービスを提供するためにはどうするべきかを第一に考え、週次の会議だけではなく、日々チャットツールや対面で話し合いを行いながら業務を進めています。
井澤さん
私自身は、日本国内の通信キャリアにおいて30年ほど従事していますが、新規参入の楽天モバイルが他社とも劣らない通信ネットワークを早期に構築するためには、時には常識を覆す発想も必要だと考えています。従来の考えに捉われすぎないよう、海外で通信業界に携わった経験のあるエンジニアの意見も積極的に取り入れています。
新卒で入社された皆さんも、柔軟な思考を生かして活躍しています。楽天モバイルでは、ご契約者様の増加に伴い、お客様からのご要望も数多く寄せられるようになりました。これまでの対応方法では提案までお時間がかかる懸念がありましたが、若手の従業員が中心となり、一般的なBIツールを使って、お客様の声を集約し、通信品質の改善策を自動的に提案する仕組みを構築しました。「このエリア周辺のお客様が感じている事柄から、今回の事象に対する最適な解決方法はこちら」というように、総合的な情報から判断してくれます。部署内外からの意見も積極的に受け入れて改良を重ねて、現在では95%程のお客様の声に対して自動で改善策を導き出せるようになりました。いま一つの大きな成果になっているのではと思います。
大型イベントにおける電波強化対策について教えてください。
中村さん
私は現在、主に大型イベントの電波対策を担当しています。大型イベントの会場には数十万から、ときには100万名を超える方々が集まるため、一時的に通信量が増大します。楽天モバイルでは、イベント当日の会場周辺における基地局の角度や電波の出力調整、場合によっては移動基地局車を派遣して、通信エリアの強化を図っています。
夏は花火大会や音楽フェスなど、全国各地でイベントが同日開催されることも数多くあります。事前準備はもちろんですが、イベント開催中も、お客様が快適にサービスをご利用いただけているのか、現地またはSNSなどをリアルタイムで監視して調整を加えています。
井澤さん
エリア品質部が窓口となって、各イベント事務局の皆様にご協力いただきながら、当日の電波対策方法を検討します。伝送部門やネットワーク技術部門、そして移動基地局車や可搬型基地局の設置においては、楽天モバイルエンジニアリングやパートナー会社の皆様とも連携して、快適な通信環境の実現に取り組んでいます。
エリア対策を強化しているイベントについては、サービスサイトでも紹介しています。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/area/event-network-boost/
お客様から届く声は変わってきましたか。
中村さん
ここ1、2年で、ようやくコロナ禍前と同じ規模でイベントが開催されるようになってきました。最近はSNS上で、イベント会場に派遣した移動基地局車の写真とともに、「楽天モバイルがんばっている」といったコメントをお見かけする機会も増えてきたように思います。
またご家族の人数が多い知人からは、「データ通信の利用量や年齢に応じておトクなキャンペーン等があるので、すごく助かっている」といった声をいただくことがあります。
井澤さん
私の周囲には、楽天モバイル紹介キャンペーンや独り立ちなどのタイミングをきっかけにご契約されて、そのまま継続して楽天モバイルをご利用いただいている方が結構いらっしゃいます。ここ半年くらいは、友人からも率直な感想として、「楽天モバイル良くなったよ」や「問題なく使えているよ」と聞く機会が増えました。
また、他の楽天グループサービスとのシナジーも、楽天モバイルの強い特長と感じています。先日、学生時代の友人から、「お買い物では、楽天市場と西友を中心に利用しているのだけれど、楽天モバイルを契約するとより楽天ポイントが得られるのでしょうか」と質問をもらい、料金プランのご紹介をしました。そういった切り口でも、関心を持ってくれているお客様が増えて来られていると思います。
ご契約者様の数は、ありがたいことに順調に伸びておりますが、その分電波改善の対策が必要なケースも増えてまいります。どんな状況においても、お客さまの通信を止めることなく、安定したサービスを届けることを目指し、今後も各エリアの電波改善に取り組んでまいります。
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