「Rakuten Optimism 2024」レポート【後編】
楽天グループは、2024年8月1日(木)から4日(日)の4日間、グループ最大級の体験イベント「Rakuten Optimism 2024」を開催しました。
本ブログでは、イベントでの楽天モバイルの取り組みについてご紹介します。後編では、「ビジネスカンファレンス」における楽天モバイルの役員陣によるセッションをご紹介します。
※「Rakuten Optimism 2024」レポート【前編】はこちら:
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/blog/2024/0911_01/
※代表取締役会長 三木谷浩史による「Rakuten Optimism 2024 オープニングキーノート」はこちら:
https://rakuten.today/blog-ja/rakuten-optimism-mickey-opening-keynote-2024-j.html
※「ビジネスカンファレンス」のアーカイブ動画は、以下のリンクから視聴が可能です。なお、視聴には登録(無料)が必要となります。
https://optimism.rakuten.co.jp/2024/conference/
「楽天モバイルは次なるステージへ~最強キャリアをめざす戦略と未来展望」
「ビジネスカンファレンス」内のセッション、「楽天モバイルは次なるステージへ〜最強キャリアをめざす戦略と未来展望」では、楽天モバイル代表取締役 共同CEOの鈴木 和洋と代表取締役社長の矢澤 俊介、代表取締役 共同CEO兼CTOのシャラッド・スリオアストーアが登壇し、楽天モバイルの魅力や取り組みについて語りました。
鈴木:楽天モバイルの次のフェーズは「最強キャリア」を目指すことです。2023年1月に、法人向けビジネスを、また同年6月1日に「Rakuten最強プラン」を提供開始して以来、お客様には大変ご好評を頂いており、加速度的にご契約数も伸びております。ご契約者様を対象とした第三者機関によるアンケートにおいて、楽天モバイルの「料金に満足している」方が、92.7%という結果になりました。(注1)そして楽天モバイルのご契約者様が家族や友人を紹介すると楽天ポイントが還元される「楽天モバイル紹介キャンペーン」をご利用されて、約40万人の方がご加入してくださっています。「最強キャリア」を目指している楽天モバイルにとって、700万回線というご契約数は通過点だと考えております(注2)。800万回線、さらにはその先の1,000万回線という数値によって、また携帯電話の市場が大きく変わるのではと期待しており、できるだけ早い時期に達成したいと考えています。
矢澤:楽天モバイルは、他社と同等の人口カバー率である99.9%を実現しています(注3)。楽天モバイルが、2024年6月27日より提供を開始した700MHz帯は「プラチナバンド」とも呼ばれ、狭い路地や屋内でも届きやすいというのが特長です。さらに、効率的に基地局を展開するため、デュアルバンド対応アンテナに700MHz帯および1.7GHz帯対応無線機を併設して、既存のアンテナと同じ位置に2つの周波数を設置しています。
また、楽天モバイルの5Gは最強だと、我々は自信を持っております。楽天モバイル5Gネットワークの8割超でMassive MIMOという基地局のアンテナ数を大幅に増やす技術を採用しており(注4)、これは他社様よりも高い採用比率になっております。また、ビームフォーミング技術により特定方向に電波を強めて通信できるので、通信速度が速くなり、建物により電波が入るようになることでより広いエリアカバレッジが可能になります。また、Massive MIMOと継続的なソフトウェア・アップグレードにより、5Gのアップロードもダウンロードも速いというのが特長です。さらに、2026年を目処に低軌道衛星と市販スマートフォンの直接通信を可能にするAST SpaceMobileとのプロジェクトの実用化を目指しています。これらの様々な周波数帯域と最先端の技術を駆使して、ベストミックスで通信品質を向上し、「最強のキャリア」を目指していきたいです。
スリオアストーア:今日の私たちの生活に、通信ネットワークは欠かせません。もうポケットに携帯電話がない生活は想像もできないでしょう。また、企業の成長戦略、将来の成長にとってもネットワークは必要不可欠です。そして、楽天モバイルのネットワーク構築方法は従来のものと非常に異なっています。ネットワーク構築を簡素化し、最新のテクノロジーを採用しています。従来のネットワークから、まずハードウェアの分離を行いました。ハードウェアとソフトウェアは完全に分離されています。そして、全てのアプリケーションをクラウド上で実行でき、統合クラウドを導入しました。これは 200 を超えるアプリケーションを単一のクラウドレイヤー上で運用することを実現しています。さらに、運用コストの削減を目指し、私たちは開発当初より自動化に重点を置いています。そしてもちろん、最も重要なことは、ネットワークがオープンで安全なことです。4、5年の年月が経ち、楽天モバイルのネットワークは通信業界の新たな理想像となりました。
私たちはネットワーク構築当初から、 AI を活用してきました。生成 AI をどのように使っているかを説明します。ネットワークの運用では、レポート、分析、予測、指示など様々な場面でAIを活用しています。それにより運用コストと設備投資が削減され、ユーザーエクスペリエンスの向上。最終的には、顧客維持につながります。近い将来、生成AIを活用することで、ネットワーク運用においてRakuten Viber上でリアルタイムチャットアシスタントを利用できるようになります。ネットワーク状況に関する質問に、自動的に回答してくれるようになります。
また、会場のご来場者には、楽天モバイルに乗り換えるだけでどれくらいお得になるのか、「料金&ポイントかんたんシミュレーション」を体験いただきました。3ステップで質問に答えていただくと、楽天モバイルに乗り換えると、現在の携帯電話の料金プランと比べてどのくらいお得になるのかを調べることができます。シュミレーションの結果、「1,980円お得になった!」といったようなお声がありました。
楽天モバイルは、「最強キャリア」を目指し、今後もお客様がより快適に楽天モバイルを利用できるよう「最強」のサービスへとアップデートしてまいります。
(注1)出典:ランサーズ株式会社「楽天モバイルの満足度調査アンケート」(2024年7月)
(注2)2024年6月16日時点
(注3)2023年9月時点。楽天回線エリアとパートナー回線エリア(国内)を合わせた4G人口カバー率。人口カバー率とは、国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出
(注4)2024年8月1日時点。楽天モバイルの5GネットワークにおけるMassive MIMO対応の基地局数の割合が8割超。
料金プラン「Rakuten最強プラン」、
オリジナル製品を含めた幅広い製品ラインアップを展開しています。