楽天モバイルとテックマヒンドラ社、「Rakuten Communications Platform(RCP)」の展開に向けて連携

- 「RCP」の推奨パートナー企業の一社としてテックマヒンドラ社を選定 -

 楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下「楽天モバイル」)とTech Mahindra Limited(本社:インド・ムンバイ、マネージングディレクター兼最高経営責任者(CEO):CP・グルナニ、以下「テックマヒンドラ社」)は、「Rakuten Communications Platform」(以下「RCP」)の展開に向けた両社の連携について合意しました(以下「本合意」)。

 楽天モバイルとテックマヒンドラ社は、ネットワークサービスの変革や顧客体験の向上などに取り組み、イノベーションを加速させていきます。本合意に基づき、テックマヒンドラ社は楽天モバイルが推奨するパートナー企業(プリファード・パートナー)として、「RCP」を利用する通信事業者や企業などのお客様向けに、同社の技術とソフトウェアを提供し、「RCP」を通じたモバイルネットワークの開発と展開をサポートしていきます。また、テックマヒンドラ社は、楽天モバイルにIT、セキュリティシステム、ネットワークに関するマネジメントサービスを提供するほか、将来的に同社と楽天モバイルは「RCP」の代理販売についても協議してまいります。

 楽天株式会社 代表取締役会長兼社長であり、楽天モバイル代表取締役会長兼CEOの三木谷 浩史は次のように述べています。「楽天モバイルは革新的なテクノロジーにより世界初のエンドツーエンドの完全仮想化クラウトネイティブモバイルネットワーク(注1)を立ち上げ、モバイルサービスを再定義しました。通信業界のデジタルトランスフォーメーションという共通のビジョンを持つテックマヒンドラ社とのパートナーシップにより、『RCP』のお客様により迅速で効率的なサービスを提供できることを期待しています」

 テックマヒンドラ社マネージングディレクター兼最高経営責任者(CEO)のCP・グルナニは次のように述べています。「当社は、デジタルトランスフォーメーションのグローバルリーディングプロバイダーとして、新時代の技術を活用し、お客様のデジタルサービスをグローバルに拡大していくことを目指しています。今回の楽天モバイルとの新たな連携により、当社は楽天モバイルとの関係をさらに強化するだけでなく、通信分野におけるイノベーションを推進し、顧客体験を向上させ、モバイルネットワーク技術の変革を最前線からリードしていきます」

 「RCP」は、世界中の通信事業者や企業が、安全でオープンなモバイルネットワークを迅速かつ低コストで簡単に構築できるクラウドネイティブなプラットフォームです。「RCP」を導入することにより、通信事業者や企業は新たな収益源を生み出し、お客様に革新的なサービスを提供できるようになります。楽天モバイルが開発した「RCP」は、コンテナ(注2)やマイクロサービス(注3)など仮想化や自動化に関する最新テクノロジーを組み合わせた新世代モバイルネットワークに基づいており、安全性を重視した運用方針に沿って構築されています。

 「RCP」には、楽天モバイルのネットワークを構成する全ての要素が含まれており、複数ベンダーが提供する通信事業者向けアプリケーションやソフトウェア、ネットワーク運用システム(OSS)やビジネス支援システム(BSS)、エッジコンピューティング、仮想化ネットワークの管理機能などが含まれています。また、お客様は「RCP」が持つアプリケーションストア形式のインターフェース上で、各地域の要件に合わせてプラットフォームをカスタマイズすることができます。

 楽天モバイル代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)のタレック・アミンは次のように述べています。「当社は、世界中の有力なパートナーの支援を得て、世界初の完全仮想化モバイルネットワークを構築し、本年4月に本格的な商用サービスを開始することができました。今後テックマヒンドラ社と連携し、『RCP』を通じて世界中のお客様にクラウドネイティブなネットワークを提供できることを誇りに思います」

 テックマヒンドラ社のコミュニケーション・メディア・エンターテイメント事業プレジデント兼ネットワークサービスCEOのManish Vyas(マニッシュ・ヴィヤス)は次のように述べています。「ネットワークの変革を加速するために、ソフトウェアベースで分散化されたクラウドネイティブネットワークに関する企業の関心が再び高まっています。『TechMNxt』(注4)の一環として、楽天モバイルとの協業により、オープンさ、拡張性、安全性に優れた非常に革新的なクラウドベースの通信プラットフォームに基づきモバイルネットワークの導入をサポートしてまいります」

テックマヒンドラ社について
テックマヒンドラ社はコネクテッドワールドを代表し、革新的でお客様に寄り添ったIT体験を提供し、「Enterprises, Associates and the Society to Rise™」を実現しています。売上高は52億米ドルで、90カ国に123,400人以上のプロフェッショナルを擁し、フォーチュン500企業を含む981社のグローバル企業向けにサービスを提供しています。同社が持つ集約された、デジタル、デザインに関するノウハウ、イノベーションプラットフォーム、再利用可能な資産は、多くのテクノロジーに結び付けられ、同社のステークホルダーへ明確なビジネス価値と顧客体験を提供しています。また同社は、Great Place to Work®️ Instituteの「2020年に働きたいインドの優良企業50社」に選ばれています。

 同社は、100カ国以上で24万人以上の従業員を擁し、210億米ドル規模の売上高の持つマヒンドラグループの一員です。同グループは、経済成長を牽引する主要産業で事業展開しており、トラクター、多目的車、アフターマーケット、情報技術、バケーションオーナーシップの事業分野のトップ企業グループです。

(注1)大規模商用モバイルネットワークとして(2019年10月1日時点)/ステラアソシエ調べ
(注2)コンテナ技術とは、OS(オペレーションシステム)上に他のプロセスからは隔離されたアプリケーション実行環境を構築することで、仮想的な動作環境をより少ないコンピュータリソースで実現する技術のことです。
(注3)マイクロサービスは、小さな独立した複数のサービスでソフトウェアを構成する、ソフトウェア開発に対するアーキテクチャ的、組織的アプローチです。
(注4)「TechMNxt」については、テックマヒンドラ社のウェブサイトをご覧ください。https://www.techmahindra.com/en-in/techmnxt/


以上

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