楽天モバイル、クイーンズ大学ベルファストと研究センター「エッジコンピューティングハブ」の設立に合意
- 産学連携によりエッジコンピューティングの研究開発を促進 -
楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下「楽天モバイル」)は、クイーンズ大学ベルファスト(英国・ベルファスト)(注)と共同で、同大学に研究センター「エッジコンピューティングハブ」を設立することに合意しました。楽天モバイルは、今後3年間にわたり同研究センターを支援します。
今回新設する「エッジコンピューティングハブ」では、同大学の博士課程学生および博士研究員が、楽天モバイルと連携し、エッジコンピューティングに関する基礎研究や人材育成に取り組みます。本研究は、クイーンズ大学ベルファストの電気・電気工学・コンピューターサイエンス学部の専任講師および電気・通信・情報技術研究所のフェローであるDr Blesson Vargheseが指揮します。主な研究テーマは以下の通りです。
- ネットワーク回線のエッジ(ユーザーの近くに配置するサーバー機器等)で稼働するサービスの安全かつ安定的な供給
- アプリケーションのエンドツーエンドアクティビティの効率的な管理
- アプリケーションが変化に滞りなく対応できるインフラストラクチャーの研究
Dr Blesson Varghese(右から2人目)と同大学関係者
楽天モバイルは、2019年10月より、日本における移動体通信事業者(Mobile Network Operator)としての携帯キャリアサービスを開始し、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークを構築しています。本ネットワークでは、エッジコンピューティングも活用し、ネットワーク上で行われるデータ転送やアプリケーションをより円滑に情報処理する仕組みを実現しています。
楽天モバイル ネットワーク研究部の研究部長である今井ピエールは、次のように述べています。「楽天モバイルは、世界で最も進んだ技術を持つ通信プロバイダーとなることを目指しています。クイーンズ大学ベルファストと連携することで、エッジコンピューティング分野におけるトップクラスの研究者と共に研究を進めていくことができます。研究成果は、楽天モバイルのサービス改善や、お客様のさらなる利便性向上につながると考えています」
クイーンズ大学ベルファストのDr Blesson Vargheseは、次のように述べています。「日々の活動をガジェットやアプリに強く依存している現代社会において、エッジコンピューティングは、インターネットの将来的な効率性を高めていくために不可欠なものです。この産学連携を通じて、クイーンズ大学ベルファストと楽天モバイルは、エッジコンピューティングを活用したシステムやアプリケーションを構築するための最先端の基礎研究に共同で取り組み、これを実現していきます」
楽天モバイルとクイーンズ大学ベルファストは、今回の共同研究を通じて、エッジコンピューティングのさらなる発展や人材育成の促進を目指してまいります。
(注)クイーンズ大学ベルファストについては同大学のウェブサイトをご覧ください。
https://www.qub.ac.uk/
以上
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