楽天モバイル、「O-RAN ALLIANCE」に加盟  楽天モバイル代表取締役副社長兼CTOのタレック・アミンが理事に就任

- 相互運用可能な無線アクセスネットワークの仕様策定を推進 -

 楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下 「楽天モバイル」)は、相互運用可能でオープンな無線アクセスネットワーク(OpenRAN)の仕様策定を推進する「O-RAN ALLIANCE」(以下「同団体」)に加盟しましたことをお知らせします。また、楽天モバイル代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)のタレック・アミンが、同団体の理事に就任しました。

 同団体は、2018年8月にドイツを拠点に設立され、現在では世界の通信事業者やベンダー、研究・学術機関を含む200社以上が加盟し、インテリジェント(注1)でオープンかつ相互運用可能な仮想化モバイルネットワークの推進を活動目的としています。O-RANのアーキテクチャおよび装置間のインタフェースを定義することで、3GPPや他の標準化団体が規定した仕様の策定を補完的にサポートし、オープンで相互運用可能なエコシステムを構築することを目指しています。

 楽天モバイルは、第4世代移動通信方式(以下「4G」)ネットワークにおいて世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク(注2)を構築しており、既に仮想化技術も取り入れたマルチベンダー制を採用しOpenRANを実用化しています。また、第5世代移動通信方式(以下「5G」)においても、RANのソフトウェアアップデート等により、同団体が規定するO-RANの技術仕様に準拠したRANへスムーズに移行することが可能です。

 楽天モバイル代表取締役副社長兼CTOのタレック・アミンは次のように述べています。「当社は、モバイルネットワークをさらに進化させた形がOpenRANであると考えています。『O-RAN ALLIANCE』の理事として、当社のネットワークにおけるOpenRANの実現によって得られた知見を活かし、5G時代における同団体の取り組みに貢献してまいります」

 楽天モバイルは今後、「O-RAN ALLIANCE」のメンバーとして、世界のモバイル業界におけるオープンでインテリジェントなRANに関するイノベーションや標準化に寄与してまいります。

(注1)インテリジェントとは、RANにAI(Artificial Intelligence)技術を導入し、無線の最適化やネットワークの効率的な管理を行うことを指します。
(注2)大規模商用モバイルネットワークとして(2019年10月1日時点)/ステラアソシエ調べ

■「O-RAN ALLIANCE」概要
URL: https://www.o-ran.org/
設立: 2018年8月
目的: インテリジェントでオープンかつ相互運用可能な仮想化モバイルネットワークの推進
参加企業数: 237社(10月23日時点)


以上

※ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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