楽天モバイル、KDDIとのローミングにおいて「S10インタフェース」による両社MME間の接続を開始
- 楽天回線エリアとパートナー回線エリアの円滑な接続により、さらに快適な通信環境を提供 -
楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下 「楽天モバイル」)は、KDDI株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙橋 誠、以下「KDDI」)との協定に基づき提供を受けている第4世代移動通信サービス(LTE通信サービス)のローミングにおいて、新たに両社それぞれのコアネットワーク内にある制御装置であるMME(Mobility Management Entity)間を「S10インタフェース」(注1)により接続したことをお知らせします。
楽天モバイルの携帯キャリアサービスでは、楽天回線エリアとKDDI回線エリア(パートナー回線エリア)が存在します。従来の「S8インタフェース」(注2)での接続に加えて、今回新たに「S10 インタフェース」でも両社のMME間を接続することで、お客様がエリア間を移動する際のネットワーク切り替え動作において、音声通話の切断に伴う再発信が不要となるほか、切り替え時間も短くなるなど、さらに快適な通信環境を提供することが可能となります。
本取り組みは、KDDIの協力のもと、開発パートナー企業の1社であるシスコシステムズ合同会社(本社:東京都港区、代表執行役員社長:デイヴ・ウェスト)と楽天モバイルの共同開発により、異なる移動体通信事業者(MNO)同士のMMEを接続することに成功し、お客様の利便性向上を実現いたしました。
楽天モバイルは今後も、お客様に安心・安全かつ使いやすいサービスの設計を追求し、お客様の生活がより一層便利で快適になるよう努めてまいります。
(注1)モバイル通信技術に関する国際標準化団体「3GPP」(Third Generation Partnership Project)において標準化されている装置インタフェースの1つで、MME同士の接続に用いられます。
(注2)「3GPP」において標準化されている装置インタフェースの1つで、ユーザデータ伝送装置(SAEGW)間を接続する際に使用される方式です。
(注3)「System Architecture Evolution Gateway」は、コアネットワーク内のユーザデータ伝送装置のことです。
以上
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