楽天モバイルとエティサラート社、「Rakuten Communications Platform」を活用したモバイルブロードバンドネットワークとOpen RAN技術の設計に関する覚書を締結

 楽天モバイル株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:山田 善久、以下「楽天モバイル」)とUAEの通信事業者であるEtisalat Group(本社:アラブ首長国連邦アブダビ、CEO:Eng. Hatem Dowidar(ハテム・ドウィダール)、以下「エティサラート社」)は、「Rakuten Communications Platform」(以下「RCP」)を活用したモバイルブロードバンド通信とOpen RANのリファレンスデザイン(システム仕様)を開発することについて覚書(MoU)(以下「本合意」)を締結しました。

 本合意に基づき、両社はエティサラート社の次世代モバイルネットワークのプラットフォームについてリファレンスデザインを開発していきます。このプラットフォームは、オープンな技術標準、クラウドネイティブ、ソフトウェアベースであり、インテリジェントかつ安全性の高い運用の実現を目指します。また、4Gおよび5Gのユースケースやネットワークのデジタルトランスフォーメーションなどについても検討していきます。

 楽天モバイルの「RCP」は、世界中の通信事業者や企業が、安全でオープンなモバイルネットワークを迅速かつ低コストで簡単に構築できるクラウドネイティブなプラットフォームです。「RCP」はコンテナ技術をはじめとする仮想化・自動化に関連するネットワーク技術によって構築されており、「RCP」を導入することで通信事業者や企業は新たな収益源を生み出し、お客様に革新的なサービスを提供できるようになります。

 楽天モバイル代表取締役副社長兼CTO(最高技術責任者)のタレック・アミンは次のように述べています。「通信業界を牽引するエティサラート社と連携することにより、業界を変革するイノベーションの創出とその展開を加速していきます。今回のパートナーシップにより、エティサラート社は今後『RCP』を活用したロードマップを開発し、お客様へサービスをコスト効率良く提供できるようになると考えています」

 エティサラート社のCTOであるHatem Bamatraf(ハテム・バマトラフ)は次のように述べています。「エティサラート社と、中東およびアフリカに広がる当社アフィリエイトネットワークは、お客様へ優れたサービスと顧客体験を提供しています。楽天モバイルと連携することは、当社にとってまたとない機会です。『RCP』を活用した新しいネットワークの設計を共同で検討することにより、コスト効率の高い、クラウドネイティブでOpen RANベースのモバイルネットワークアーキテクチャの活用について検討していきます」

エティサラート社について
エティサラート社は、アラブ首長国連邦アブダビに本社を置く通信事業者です。アラブ首長国連邦で最初に創業した通信サービス事業者として40年以上にわたりサービスを提供しています。また、同社は中東、アジア、アフリカの16カ国において1億4,900万の契約者を保有しています。


以上

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