楽天モバイル、東京都内の5G(Sub6)トラヒックが約2.3倍・ユーザー数が約1.5倍・通信速度が約2倍に向上
- 基地局の送信出力引き上げとソフトウェア・アップグレードにより5Gの通信速度・安定性を大幅に向上 -
楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)は、5G(Sub6)基地局のキャパシティを増強する施策(以下「本施策」)を行うことにより、東京都内では従来(注1)と比較して、5G接続におけるセル当たりのトラヒックが約2.3倍、ユーザー数が約1.5倍、平均通信速度が約2倍(注2)に向上したことをお知らせいたします。
楽天モバイルは、共用帯域における衛星通信との干渉調整条件の緩和により、関東地方(注3)における既存の5G基地局の電波送信出力を上げることが可能となり、2024年5月から年内を目途に関東地方における楽天回線(5G)エリアを2024年1月比で最大1.6倍まで順次拡大する取り組みを進めています(注4)。今回、この取り組みに加えて2024年6月末までに全国における5G(Sub6)基地局のソフトウェア・アップグレードを実施することで、5Gの通信速度・安定性の大幅な向上を可能とするほか、基地局のパラメータ最適化によって4G・5G間のよりスムーズな切り替えを可能としています。
楽天モバイルは、全国にOpen RANベースの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築し、2024年5月末時点で全国に合計17,210局の5G屋外基地局を展開しています(注5)。このたび、5G基地局を構成する楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)の無線アクセス装置DU(分散ユニット)およびCU(集約ユニット)のソフトウェア・アップグレードを実施することでMassive MIMOにおけるビームフォーミング機能の拡張を実現しました。なお、楽天シンフォニーが開発するDU・CUは仮想化に対応しており、仮想化プラットフォーム上で稼働する基地局のソフトウェアを迅速にアップグレードすることが可能です。
楽天モバイルは、東海地方と近畿地方においても本施策を進めており、東海地方(注6)では5Gトラヒックが約1.3倍・ユーザー数が約1.1倍、近畿地方(注7)では5Gトラヒックが約1.7倍・ユーザー数が約1.4倍、平均通信速度(注8)が約1.6倍に向上しています(注9)。本施策を引き続き推進することで、全国で通信品質のさらなる向上が期待されます。
楽天モバイルはこれまでも、5Gのエリア拡大やネットワークの高度化・最適化を通じて、通信品質向上に努めてきました。グローバル分析会社のOpensignal社が2024年4月に発表した「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」(注10)では、「5Gエクスペリエンス」カテゴリーで「5Gアップロード・スピード」と「5Gダウンロード・スピード」で単独受賞しており、国内最速(注11)の5Gネットワークとして、通信速度においても高い評価を獲得しています。
楽天モバイルは、今後もより多くのお客様がさらに快適で利便性の高い通信サービスをご利用いただけるよう、通信品質のさらなる向上に向けた取り組みを引き続き進めてまいります。
(注1)東京都内における基地局のソフトウェア・アップグレード完了前と比較
(注2・8)一般的な実効速度における5G(Sub6)の比較(2024年6月20日時点)
(注3)栃木県、群馬県、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県
(注4)関連プレスリリース:楽天モバイル、関東地方の5G(Sub6)エリアを2024年内に最大1.6倍まで拡大(2024年4月18日)
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2024/0418_01/
(注5)屋外Sub6マクロ基地局のみ
(注6)岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
(注7)滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
(注9)5G(Sub6)基地局のソフトウェア・アップグレードが完了したエリアにおいて
(注10)関連プレスリリース:Opensignal社の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」において5部門で単独受賞(2024年4月25日)
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2024/0425_02/
(注11)「日本:モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」(2024年4月)の分析結果において
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