楽天モバイル、関東地方の5G（Sub6）エリアを当初予定の最大1.6倍を超えて2.1倍にまで拡大

　楽天モバイル株式会社（以下「楽天モバイル」）は、通信品質向上の取り組みとして2024年内を目途に進めていた関東地方（注1）における楽天回線5G（Sub6）エリアの拡大を、2024年1月比で最大1.6倍の予定を超えて2.1倍にまで拡大いたしました。なお、当初予定していた完了時期を前倒しし、本日11月27日に完了しています。

　楽天モバイルでは通信品質向上の取り組みとして、共用帯域における衛星通信との干渉調整条件緩和に伴い、関東地方における既存の5G基地局の電波送信出力を上げることで5G（Sub6）エリアを拡大してまいりました（注2）。加えて、5G（Sub6）基地局のソフトウェア・アップグレードを実施し（注3）、5G基地局のキャパシティ増強・5Gエリアの拡大を図ってきています。

　また、楽天モバイルでは東海地方（注4）や近畿地方（注5）でも同様の施策で、5G（Sub6）エリア拡大に取り組み、5G（Sub6）基地局のキャパシティ増強施策の効果も併せて、5G接続におけるセル当たりのトラヒック向上を図りました。

　楽天モバイルでは、2020年9月の5Gサービス提供開始以来、2024年9月末時点で全国47都道府県に合計17,494局の5G屋外基地局を展開（注6）しており、5Gネットワークの8割以上でMassive MIMO（注7）を採用しています。当初から全国にOpen RAN（注8）ベースの完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを構築しているため、仮想化プラットフォーム上で稼働する基地局のソフトウェアをアップグレードすることで、Massive MIMOにおけるビームフォーミング機能の拡張を迅速に実現しています。

　今後、2025年1月より九州や沖縄等でも、同様の施策により順次5G基地局のキャパシティ増強・5Gエリアの拡大を実施する予定です。　

　楽天モバイルは、より多くのお客様がさらに快適で利便性の高い通信サービスをご利用いただけるよう、今後も引き続き取り組んでまいります。　

（注1）栃木県、群馬県、茨城県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県
（注2）関連プレスリリース：楽天モバイル、関東地方の5G（Sub6）エリアを2024年内に最大1.6倍まで拡大
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2024/0418_01/
（注3）関連プレスリリース：楽天モバイル、東京都内の5G（Sub6）トラヒックが約2.3倍・ユーザー数が約1.5倍・通信速度が約2倍に向上
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2024/0627_01/
（注4）岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
（注5）滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
（注6）屋外Sub6マクロ基地局のみ
（注7）Massive MIMO（Multi Input Multiple Output）とは、数十から数百のアンテナを一カ所に集積してデータを送受信することで通信経路の安定化や高速化を図る技術です。
（注8）Open RANは、無線の送受信装置などの仕様をオープンにして、様々なベンダーの機器やシステムとの相互接続を可能とする標準化された無線アクセスネットワーク（RAN）です。

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以上