楽天モバイル、1FINITY製O-RAN準拠Massive MIMO無線装置の本格展開により、高速・高信頼なネットワークを提供

 楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)と、富士通グループにおいてネットワーク事業を担う1FINITY株式会社(以下「1Finity」)は、Qualcomm Technologies, Inc.(以下「クアルコムテクノロジーズ」)社の「Qualcomm Dragonwing™ QRU100 Platform」を搭載した、1Finity製のO-RAN準拠(注1)Massive MIMO(以下「mMIMO」、注2)無線装置(以下「本O-RU」)を採用し、2026年中に楽天モバイルの5Gネットワークで商用展開を開始予定であることをお知らせします。

 楽天モバイルは、日本国内において、Open RAN対応の完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワークを展開しています。5G商用ネットワークに、自然空冷方式のO-RANに準拠した本O-RUを採用することで、1Finityが持つオープンネットワークにおける豊富な専門知識やこれまで培ったRANの知見を活用し、楽天モバイルのネットワーク容量とカバレッジを大幅に強化するとともに、楽天モバイルのお客様に、より高速かつ信頼性の高いネットワーク環境を提供します。

 mMIMOは、多くのユーザへ同時に高速で安定した通信を提供できる技術で、楽天モバイルでは5Gネットワークの8割以上で採用しています。ネットワークの最も困難で重要な領域に展開されることが多く、ネットワークの容量を大幅に増加させながら、カバレッジを改善し、実現されるビットあたりの通信に必要な電力を効率的に削減します。1Finityが提供するmMIMO Open RAN RU(以下「mMIMO O-RU」)プラットフォームは、従来の4T4R RUソリューション(注3)と比較して、高度なビームフォーミング技術(注4)と空間多重化(注5)を使用し、無線ネットワークの容量を大幅に増加させることが可能です。通信業界において利用可能な数少ないO-RAN準拠mMIMO O-RUの中でも、本O-RUは、通信業界における商用環境で本格的に展開される最初の製品群の一つです。

 楽天モバイルは、3.7GHz帯で動作する1Finity製のmMIMO O-RUである32A37を導入し、O-RANオープンフロントホール(注6)インターフェースを介して、集中ユニット(CU)および分散ユニット(DU)と相互運用します。このたびの商用展開は、1Finityが楽天モバイルのネットワークにおいて広範なカバレッジを提供する既存のO-RU 44R21を補完するものです(注7)。

 楽天モバイル モバイルネットワーク統括部 無線アクセスネットワーク部 ジェネラル・マネジャー パンディー・スドアカーは、次のように述べています。「楽天モバイルは、日本でOpen RAN技術を活用した完全仮想化クラウドネイティブモバイルネットワーク構築における知見を引き続き活用し、5G Sub6において迅速な基地局展開を進め、サービスエリアを拡大していきます。1Finityの無線装置プラットフォームによる低消費電力で高性能な機能は、当社がOpen RAN対応のネットワークを拡大する上で掲げる、コスト削減と持続可能性の目標達成への貢献も期待できます」

 1FINITY モバイルシステム事業本部 本部長 パトリック・エリクソンは、次のように述べています。「クアルコムテクノロジーズの先進的な『Qualcomm Dragonwing™ QRU100 Platform』を組み込んで設計した業界をリードする本O-RUの採用は、楽天モバイルが柔軟かつ効率的なネットワーク構築することを支援する画期的なものです。高容量のmMIMOと、1FinityのマルチベンダーOpen RANの柔軟性、実証された相互運用性、およびパフォーマンスを組み合わせることで、楽天モバイルの5Gネットワークにおけるキャパシティとカバレッジを大規模に拡大することに貢献します」

 クアルコムテクノロジーズ プロダクトマネジメント部門シニアディレクター アルン・ハンドゥーは、次のように述べています。「このたびの、楽天モバイルと1Finityが本O-RUを開発・展開する協業にあたり、当社の『Qualcomm Dragonwing™ QRU100 Platform』の活用によって、通信事業者によるネットワークキャパシティやカバレッジの拡大、電力効率の向上の実現を支援できることを嬉しく思います。2社の協業は、仮想化かつクラウドネイティブなモバイルネットワークにおけるイノベーションを推進すると同時に、5Gインフラにおけるコスト効率の向上を可能にする潜在性を有しています」 

(注1)O-RANに準拠: O-RAN ALLIANCEで策定された異なるベンダーの機器と接続が可能な仕様。
(注2)Massive MIMO(Multi Input Multiple Output、mMIMO)とは、数十から数百のアンテナを一カ所に集積してデータを送受信することで通信経路の安定化や高速化を図る技術。
(注3)4T4R RUソリューション: 4つの送信アンテナと4つの受信アンテナで構成された無線機ソリューション。
(注4)ビームフォーミング技術: 複数のアンテナを使って電波を特定方向に集中させ、通信品質と効率を高める技術。
(注5)空間多重化: 複数のデータストリームを同じ周波数で同時に送信し、アンテナの空間的な分離を利用して通信容量を増やす技術。
(注6)O-RANオープンフロントホール: 無線装置(RU)と分散ユニット(DU)間の接続を標準化し、異なるベンダー間で相互運用を可能にするインターフェース。
(注7)プレスリリース: 楽天モバイル、5G Sub6の基地局においてOpen RAN対応の富士通製無線装置を採用しエリア拡大を加速
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2025/0303_01/

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以 上

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