楽天モバイル、ノキアのクラウドネイティブなIMSやSDM等を「Rakuten Cloud」に展開し4G・5G商用コアネットワークにて運用開始
楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)と楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)、Nokia Corporation(以下「ノキア」)は、ノキアのクラウドネイティブネットワーク機能(以下「CNF」)を、楽天シンフォニーが提供するクラウドソリューション「Rakuten Cloud」(注1)に展開し、楽天モバイルの商用コアネットワークにおいて運用開始したことを発表しました。このCNFには、音声サービス向けの「IP Multimedia Subsystem」(IMS、注2)や、加入者データを管理する「Subscriber Data Management」(以下「SDM」)、ネットワーク内の通話関連情報を制御する「Cloud Signaling Director」(以下「CSD」) 、異なるシステム間の相互連携機能である「Mediation」、そしてデジタル証明書を管理する「NetGuard Certificate Manager」が含まれます。
商用運用に向けた事前検証は、「楽天クラウドイノベーションラボ」において(注3)実施されました。ノキアのクラウドネイティブなIMSは、本番環境においても「Rakuten Cloud」の他のクラウドネイティブなネットワーク機能と円滑に連携し、楽天モバイルの完全仮想化クラウドネイティブネットワークアーキテクチャで動作することを確認しました。本取り組みは、大規模かつ持続可能な5Gネットワークの実現に向けて拡大を続ける、「Rakuten Cloud」のパートナーソリューションのエコシステムを一層強化するものです。また、次世代モバイルネットワークを世界規模で導入・運用・拡張できる統合クラウドプラットフォームを提供するという、楽天シンフォニーの戦略を体現するものです。
楽天モバイルは、ノキアのIMSおよびSDMをCNFとしてコアネットワークに導入することにより、楽天シンフォニーが提供する「Rakuten Cloud」の基盤となるプラットフォーム「Rakuten Cloud-Native Platform」の利点を最大限に活用できるようになります。このプラットフォームは、従来の仮想化クラウドと比較して、より迅速な展開やアップグレード、柔軟な拡張、システムの効率的な運用強化、自動化を実現します。楽天モバイルのクラウドネイティブ技術は、VoLTE(Voice over LTE)を含む高度な4G・5Gサービスを支援しながら、ネットワークの安定性を強化し、新たなサービスの創出を促進するとともに、運用管理の負荷を軽減します。
楽天シンフォニーのクラウドビジネスユニットプレジデントであるパルタ・シータラは、次のように述べています。「今回の運用開始は、『Rakuten Cloud』が、ノキアのような主要パートナー企業様との連携により、通信事業に不可欠なネットワーク機能を本番環境で大規模展開を可能とするなど、新たな価値を生み出す基盤となる「エコシステムプラットフォーム」であることを示しています。また、楽天モバイルの商用ネットワーク上で、ノキアの4Gおよび5G 向けのIMS、SDM、 CSD、Mediation、NetGuardといったCNFを稼働していることは、世界の通信事業者にとって、より高度な自動運用、俊敏性、持続性をもってコアネットワークを近代化するモデルケースといえるでしょう」
ノキアのコア・ソフトウェア テクノロジー&プラットフォームズ 部門責任者であるマルセロ・チェミン・マドルーガは、次のように述べています。「今回の楽天シンフォニーおよび楽天モバイルとの協業は、当社のマルチクラウド戦略の強みと、オープンでクラウドネイティブなイノベーションへの積極的な姿勢を示すものです。楽天グループとも連携し、通信事業者がコアネットワークをより高い柔軟性、自動化、持続性をもって運用し、5Gや次世代通信におけるサービスの要件に対応できるよう支援してまいります」
(注1)「Rakuten Cloud」の一部機能は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、読み方:エヌアイシーティー)の助成事業(JPJ012368G50901)により得られた開発成果です。
関連プレスリリース: 楽天モバイル、NICT基金事業として次世代通信に向けたエッジクラウド高度化技術に関する研究開発を開始
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/media/2023/1117_01/
(注2)IP Multimedia Subsystem(IMS)は、モバイル通信技術に関する標準化プロジェクト「3GPP(Third Generation Partnership Project)」によって標準化された、IPネットワーク上で音声通話やビデオ通話などのマルチメディアサービスを実現するための基盤技術。
(注3)関連プレスリリース:楽天、次世代ネットワークの試験施設 「楽天クラウドイノベーションラボ」を設立
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0220_02.html
■ノキアについて
ノキアは、AI 時代のコネクティビティをリードするグローバル企業です。固定、モバイル、トランスポート各分野における高度な専門性を活かし、より安全で明るい未来を実現するために、ネットワーク技術の進化を推進しています。
https://www.nokia.com/
■楽天モバイルについて
楽天モバイルは、携帯キャリア事業(MNO)を中心に事業を展開している楽天グループの会社です。楽天モバイルは、「携帯市場の民主化」というミッションを掲げ、イノベーションを通じてモバイル通信業界の常識を再変革し、顧客の多様なニーズに応える魅力的で利便性の高いサービスを提供していくことを目指しています。楽天モバイルの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/
■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://symphony.rakuten.com/jp
※ノキアは、Nokia Corporationの登録商標です。
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