5G×3D立体映像配信!ヴィッセル神戸の選手とファンの新しい交流体験

楽天モバイルと楽天ヴィッセル神戸は、2022年9月14日、「楽天モバイルパートナープログラム」で共創するHolotch株式会社のボリュメトリックビデオ技術(立体映像生成技術)と楽天モバイルの5Gを活用し、離れた場所にいる選手とファンがリアルタイムでコミュニケーションを図る実証実験を行いました。実施にあたっては、元スペイン代表で現在ヴィッセル神戸のFWを務める、ボージャン・クリキッチ選手と、ヴィッセル神戸ファンクラブの会員の皆さまに参加いただきました。

VRゴーグルを装着することで、仮想空間にボージャン選手が現れます。ファンの方は仮想空間上で、ボージャン選手に質問をしたり、リフティングなどサッカー技術のレッスンを受けたりしました。

【映像】選手とファンによる体験型コミュニケーションの様子や参加者の声はこちらから!

 

仮想空間でよりリアルなコミュニケーションを可能に!
今回の検証には、5Gに加えて、ボリュメトリックビデオ技術(立体映像生成技術)や、ハプティクス(触覚技術)が活用されています。

ボリュメトリックビデオ技術とは、人やモノの位置や動きなどの空間全体を3次元データ化して、3D映像をリアルタイムで生成する技術です。ボリュメトリック(Volumetric)は、「容積測定」を意味します。撮影した画像や映像を平面ではなく3Dで再現することができるので、複数のカメラで映像を撮影する機会が多い、スポーツ、エンターテインメント、アートなどの分野での活用が期待されています。また、立体映像を自由な画角から視聴できるので、VR、AR、MRなどへ技術が応用されています。
今回は、ボージャン選手の3D映像を、VRゴーグルの仮想空間やスマートフォンのアプリケーション上にリアルタイムに表示しました。

ハプティクス(触覚技術)は、振動や衝撃を与えられることで、実際にモノや人に触れているかのような感覚が体験できる技術です。
今回は、超音波を発する機器を活用して、ボージャン選手から差し出されたヴィッセル神戸のクラブマスコットである「モーヴィ」のぬいぐるみを、参加者の手元にあるかのように再現しました。

 

この実証実験により、5Gを活用することで、情報量が多いボリュメトリックビデオ技術をリアルタイム配信し、遠隔地にいても臨場感のあるコミュニケーションを取ることができました。
参加したファンの方からは、「ボージャン選手の近くにいるような感覚になれた」「対面のように感じた」などの感想が寄せられました。
また、ボージャン選手からは、「新しい体験で面白かったです。選手も仮想空間でファン側の様子が見えたらもっといいですね!」との感想が得られました。

Holotch株式会社 CEO 小池 浩希さん
「今回は、ボリュメトリックビデオ技術とハプティクスを活用し、遠隔地にいる選手とファンがリアルタイムで交流するという、体験型コミュニケーションの検証ができました。これは業界にとっても非常に新しい試みです。そして、たくさんのファンの方々が集まったヴィッセル神戸の試合当日に実証実験を行えたことに、大変意義を感じております。混雑したネットワーク環境でも、5Gであればボリュメトリックビデオを遅延なく配信出来ることが実証できました。ファンの皆様には、ボリュメトリックビデオならではの『超高臨場感のコミュニケーション』を楽しんで頂けたと思っており、今後はより多くの方々にサービスを届けられるように開発を続けてまいります。」

楽天モバイル5G本部 ビジネスソリューション企画部  工藤 亮さん
「Holotch様とご一緒させていただき、スポーツ領域において、ボリュメトリックビデオ技術やハプティクスを活用した様々な知見を得ることができました。5Gを組み合わせることで、これまでになかったサービス体験を提供できると強く感じています。今後、ヴィッセル神戸やファンの皆さまに喜んでいただけるような、サービスの創出も目指していきたいです。」

2020年より、楽天モバイルと楽天ヴィッセル神戸は、「ノエビアスタジアム神戸」を舞台に5Gを活用した新しい観戦体験の創出に向けた実証実験を行っています。

楽天ヴィッセル神戸との取り組み:

 今後も楽天モバイルは、「楽天モバイルパートナープログラム」で共創する企業や団体とともに、スポーツやエンタテインメントなど幅広い分野において、新たなサービスの創出に向けて実証実験・研究開発を続けてまいります。

Holotch株式会社との実証実験の様子

 

楽天モバイルでは、新たな挑戦・革新的なサービス創造の実現を目指し、
パートナーと共にプロジェクトを進めています。

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