楽天モバイルと楽天シンフォニーの障害管理ソリューションがTMFより国内最高スコア「自律型ネットワーク レベル3.95」認定を取得

- AIによるクローズドループ型運用で、ネットワーク障害の検知から解決まで人手を介さず自律的に実行 -

 楽天モバイル株式会社(以下「楽天モバイル」)と楽天シンフォニー株式会社(以下「楽天シンフォニー」)は、楽天モバイルに導入している共同開発した自律型IPネットワーク障害管理ソリューション(以下「本ソリューション」)が、通信事業者やテクノロジー企業などが参画する国際的な業界団体であるTM Forum(以下「TMF」)より「自律型ネットワーク レベル3.95」として認定を取得したことをお知らせします。これは、TMFが定める「自律型IPネットワーク障害管理アセスメント(GB1523E v2.0.1)」において、国内最高スコア(注1)です。

 本ソリューションは、楽天シンフォニーのOSSプラットフォームを基盤としており、ネットワーク全体の障害管理をAIで自動化するクローズドループ型(注2)運用を採用しています。障害管理のライフサイクル全体において、インテントの把握から分析、意思決定、実行までをシームレスに連携させます。これにより、障害が発生した際に、従来のような人手を必要とせず、自律的にネットワークの問題を特定し、適切な対応を判断した上でエスカレーションを行い、復旧することが可能です。

 今回の成果は、2026年2月に両社が自律型RAN(無線アクセスネットワーク)省電力化ソリューションでTMFより取得した「自律型ネットワーク レベル4」認定に続くものです(注3)。障害管理はトラフィック最適化を目的とする省電力化とは異なり、突発的な事象に対して高度な安全性と即時判断が求められる、通信ネットワーク運用の中でも特に難易度の高い領域です。この分野で獲得した3.95というスコアは、両社の自律運用技術が極めて高い水準の信頼性を実現したことを証明しています。これらの成果は、楽天モバイルがAIを活用したクラウドネイティブな共通の自動化基盤を異なるネットワークドメインに適用し、自律化を単一のユースケースから運用モデルへと進化させていることを示しています。

 楽天モバイルのネットワーク運用統括部ディレクターであるシェーレシュ・グプタは、次のように述べています。「自律型の障害管理は、ネットワーク運用チームの役割を、インシデント対応からネットワークを能動的に改善することへと変革します。人的介入なしに障害を継続的に特定・解決することで、ネットワークのレジリエンスとサービス品質を向上させることが可能です」

 楽天シンフォニーの執行役員 兼 ネットワーク運用システム(OSS)ビジネスユニットのプレジデントであるヴィヴェック・マーシーは、次のように述べています。「楽天モバイルは、通信業界で特に困難とされるネットワーク運用課題に取り組むため、商用環境を楽天シンフォニーに提供しています。私たちはそこで得た知見を、日本国外にも適用可能なソリューションへと発展させており、今回の成果は、ネットワーク運用全般に自律化を再現可能な機能として実装可能であることを示しています」

 TMFのメンバー・プロダクト部門 執行副社長であるアンディ・ティラーは、次のように述べています。「楽天モバイルと楽天シンフォニーの今回の成果は、高度な自律化をネットワーク運用において最も重要かつ複雑な領域の一つ、すなわちサービスの継続性を維持しながら障害を検知・分析・解決する領域に適用できることを示しています。共通の枠組みや標準に基づき、通信業界がネットワークの自律化に向けて着実かつ定量的に進展を重ねていることを裏付けるものです。また、AI駆動のクローズドループ型運用によって、ネットワーク運用管理がより自律的な運用へと移行可能であることを示しています」

 楽天モバイルと楽天シンフォニーは、TMFによる認定を通じて、自律型ネットワーク運用における新たな世界基準を確立し、持続可能な未来に向けた運用モデルのさらなる高度化に取り組んでまいります。

(注1)TMF調べ、2026年10月時点の「Autonomous Network Level Assessment Validations」に基づく。
https://www.tmforum.org/topics/an-resources/ (英語のみ)
(注 2)クローズドループ型とは、制御システムやプロセスにおいて出力(結果)を入力側へフィードバックし、そのフィードバック情報に基づいて入力や制御を調整することで、目標とする状態を維持したり、目的を達成したりする仕組みです。
(注3)関連プレスリリース: 楽天モバイルと楽天シンフォニー、商用Open RANネットワークにおけるRAN省電力化でTM Forumより世界初の「自律型ネットワーク レベル4」認定を取得(2026年2月19日)
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2026/0219_01/

■楽天モバイルについて
楽天モバイルは、携帯キャリア事業(MNO)を中心に事業を展開している楽天グループの会社です。楽天モバイルは、「携帯市場の民主化」というミッションを掲げ、イノベーションを通じてモバイル通信業界の常識を再変革し、顧客の多様なニーズに応える魅力的で利便性の高いサービスを提供していくことを目指しています。楽天モバイルの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://corp.mobile.rakuten.co.jp/

■楽天シンフォニーについて
楽天シンフォニーは、革新的なモバイルネットワーク技術を用いた通信プラットフォーム事業をグローバルに展開しています。楽天モバイル株式会社が世界でも先進的に商用利用を実現した大規模な仮想化Open RANネットワーク構築の知見を生かし、通信事業者向けのプラットフォームを含む次世代ネットワークの計画・構築・運用に必要なすべての機能を提供しています。楽天シンフォニーは日本に本社を置き、米国、シンガポール、インド、韓国、欧州、中近東アフリカ地域にも現地拠点を置いています。楽天シンフォニーの詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
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